[アップデート]Amazon Connect は、1つのConnectインスタンスで、複数のチャットウィジェットを作成できるようになりました
はじめに
Amazon Connect Chatは、インスタンスごとに複数のチャットウィジェットを作成できるようになりました。
Amazon Connect Chatは、顧客とリアルタイムで対話するためのチャット機能を提供しています。
Connectコンソールの「チャットウィジェット」から、チャット画面の書体やヘッダーのメッセージ、色・チャットの背景色などをカスタマイズすることができます。
従来は、1つのConnectインスタンスで、1つのチャットウィジェットしか作成できませんでした。
今回のアップデートで、複数のチャットウィジェットを作成できるようになったことで、例えば、複数のウェブサイトで顧客とチャットする場合、各ウェブサイトに合わせたデザインのチャットウィジェットにカスタマイズできます。
(従来は各ウェブサイトごとに、別々のConnectインスタンスを作成する、もしくは、異なるパラメーターをウェブページに埋め込む必要がありました)
チャットウィジェットの作成方法は、下記のドキュメントを参考下さい
確認してみた
Connect コンソールの[チャンネル]から[チャットウィジェット]に遷移できます。
今回のアップデートに合わせて、[チャットウィジェットを追加]からチャットウィジェットを作成できるようになってますね。
適当にチャットウィジェットを作成します。
作成すると、チャットウィジェットのアクションから[編集]、[削除]、[複製]が選べるようになっています。
[編集]の場合、チャットウィジェットの名前も含めて、編集できるようになっています。
[複製]の場合、名前以外の全ての設定がコピーされています。
名前は、作成済みのウィジェットとは、重複できませんでした。
[削除]は、その名の通り、チャットウィジェットを即削除できます。
チャットウィジェットは最大いくつ作成できるか?
アップデートの記事には、チャットウィジェットは、最大15個まで作成可能と記載されていましたが、ドキュメントには、最大値の言及がありませんでした。
そこで、実際にどれだけ作成できるのか検証してみます。
結果は、...やはり最大15個まででした。
15個に達すると、[チャットウィジェットを追加]のボタンが無効化されており、クリックできませんでした。
作成済みのチャットウィジェットから、複製すると保存する際に、上限に関しての文言はないですが、下記のエラーで保存できませんでした。
作成可能なウィジェットの最大数は15個であり、現時点ではサービスクォータでウィジェット数の上限に関する記載がありません。
そのため、上限緩和は、現状では不可能と推測されます。
最後に
今回のアップデートで、最大15個のチャットウィジェットを作成できるようになりました。
複数のウェブサイトでチャットを利用している場合、ウェブサイトごとにチャットウィジェットを作成できるようになったため、導入の検討をしてみてはいかがでしょうか。